9月3日 日曜日 「面接」


 「それではこれから面接を行いたいと思います。
  面接者のみなさんは、私の質問に答えるように」

 ああ……ついに黒い星の民の城のメイドの面接試験が始まってしまいました。
 どうもこの面接は集団面接の形を取るらしく、私と一緒にここまで来た冥王星捜索団の妹さんが隣に居ました。
 勝手に失言を繰り出して不合格になるのは構わないですが、どうか私だけは巻き込まないようにお願いしたいです。
 一応これでも、宇宙を救うという使命を背負った就職活動なんですから。



 「それではまずお名前と年齢からどうぞ」

 「妹子です。生まれて25年目ですが、23歳です」

 「妹さんの名前って妹子って言うの!?
  なんか歴史の教科書で男だと記載されていそうな名前じゃん!!」

 「いえ。これは源氏名です」

 「なんでメイドの面接に源氏名が必要なんだよ」

 まあ日本のメイドは確かにある意味で水商売みたくなってるけども。
 というかあなた、さらりとサバ読んだでしょ?


 「そちらの方は?」

 「え、えーっと私は…………チーパラです」

 「え? なに? ふざけてんの?」

 「め、滅相もございません!!」

 っていうか私の偽名に怒るなら妹子にも怒れよ。
 あれだって十分ふざけてる。



 「じゃあ、あなた達がこの城のメイドとして働きたい理由は何ですか?」

 「理由は特にありませんが……そうですね、あえて言うのであれば……魂が、そう欲していたと表現すべきでしょうか」

 「妹子さん。なんだかすごいサイコな思考の殺人犯の自供みたいになってますよ。
  というか面接でなんでそう偉そうなんだ」

 「なるほど。よく分かりました」

 「分かっちゃったの面接官さん!?」

 「ではあなたはなぜこの職につきたいと?」

 「え、えーっとですね、メイドという奉仕の仕事を通じて社会貢献という人の義務を果たし、また自らが社会の一部であるという自覚を持って……」

 「はい。字数オーバーなのでもう良いです」

 「字数!? なにか制限あったのコレ!?」

 先に言ってくださいよそういうのは。


 「それでは最後の質問です。
  あなた達はこの城のメイドに採用されたとして、いったいどのようなメイドとして生きていきたいですか?」

 「歌って踊れるメイドになりたいです」

 「それはメイドじゃないですよ妹子さん!!」

 「じゃあ歌手になりたいです」

 「面接中に夢を持つなや!! 何言ってんですかあなた!?」

 「分かりました。それでは採用結果は明日通知いたします。お疲れ様でした」

 「え? あの、私への質問は?」

 「『それはメイドじゃないですよ妹子さん!!』が答えなのではないのですか?」

 「それはただのツッコミです!!」

 どーしよ。全然受かる気がしない。




 9月4日 月曜日 「採用通知」


 「チーパラさんチーパラさん!! 見てください!! 昨日の面接の合否通知が届きましたよ!!」

 「へぇ……それは良かったですね」

 「あれ……嬉しく無いのですか?」

 「昨日のあの面接内容で、どうウキウキしろと言うのですか。
  見込みが無いにも程がありますよ」

 「ああ……確かにそうかもしれませんね。ちょっと噛んじゃったし」

 「噛んだ以上の事をやってのけた自覚は無いのな」

 羨ましいわその性格。



 「……まあとりあえずちゃっちゃと封筒の中身みちゃいますかねえ。
  ダメだったらダメで、次の職探せばいいんだから」

 「そうですよね。メイドなんてどこにだって居るんですもんね」

 「別にメイド職に拘っているわけじゃないがな」

 というかどこにでもメイドはいねえよ。
 名も知らぬ草みたいな感じで話すな。


 「ええっとなになに……『この度の採用試験、合格とさせていただきます。明日よりお越しください……』っ!?
  あれ!? 合格しちゃった!?」

 あ、あんな面接内容だったのに合格だなんて……よほど人手不足だったんですね。

 「わーい、やったあ〜。私も合格だあ〜」

 「妹さんもですか!? そんなバカな!!」

 こんなダメ人間でも働けてしまうだなんて……この冥王星の有効求人率はどれくらいなんですか。
 日本人は少しばかりこっちに移住してくるべきだと思います。



 「わーいやったあ。これでお兄ちゃんに温かい飯を食べさせてやれるぞぉ」

 「そんないきなり兄弟孝行な所を見せられても、見直す所など何一つありませんからね」

 はあ……この世は、いえ、この冥王星はどうかしてると思います。

 「こういう時はやっぱりアレかなあ。初任給には時計とかプレゼントしないといけないのかなあ?」

 「もう給料日の事考えているんですか。
  まあベタですけど、いいんじゃないですか? 時計」

 「もったいないなあ……」

 「死ぬほどお兄さんが可哀想だ」

 っていうかもらっていないお金を惜しむな。



 9月5日 火曜日 「妹さんの頭」


 「はあ……とうとう黒い星の民の城に攻め入る時が来たのですね」

 「ええ。そうですよ千夏さん。
  ついに、私たちが社会人としての一歩を踏み出す時が来たんですよ。
  もうこれからは誰にも家事手伝いとは呼ばせません!!」

 「……今気付いたわけじゃないけども、妹さんと私の立場というか目的には
  屋台で買った焼きそばと自分で作った焼きそばぐらいの溝がありますよね。
  どうでもいいんですけど、私の邪魔はしないでくださいよ?」

 「邪魔ですか……? 例えばどんな?」

 「例えばって言われてもですね……ええっとじゃあ、
  もし私がこの城の主人である黒い星の民の寝首をかこうとしている所を見つけたらどうしますか?」

 「もしその現場を見たのが朝であったのならば……私は朝マックを食べに行きます」

 「いや、止めろよ!!
  ……じゃないや。私的には止めなくて良いけど、でも一般市民としてのリアクションとして間違っているでしょうが!!」

 「じゃあどうしろと言うのですか!? 私にいったい、どこで朝食を食べろと!?」

 「家で食べなさいよ朝ぐらい!」

 ……なんでこの人の朝飯について私は怒らなければいけないのでしょうか。
 どんなお母さん的助言だよ。

 「ちなみに目撃したのが夜だったら?」

 「夜はラーメン食べに行きます」

 「食生活を改めろ」

 ついでにその性根も改めなさい。





 「とにかくです! 私の邪魔だけはしないように気を付けてくださいよ!!」

 「例えば?」

 「またその質問ですか。何が私にとって邪魔なのかぐらい自分で考えてくださいよ。
  あえて言うならば、今そうやって質問を繰り返す行為自体が邪魔です」

 「うーん……でも私、前もって詳しく言われないとドーンと失敗しちゃう子なんですよねえ。
  だから出来るだけやって欲しくない事は言っておいて欲しいのですけど」

 「別に自分の頭の弱さを公表しないでも良いでしょうに……。
  えーっとですね、例えば私の事を偽名でなく本名で呼んだり。そういう事はやめてください。
  私の正体がばれると命にかかわるので」

 「ガッテンしょうちのすけです」

 「死ぬほど不安です」

 はあ……それでも一応信じないとダメですよね。私の数少ない仲間なんですから。


 こうして大きすぎる不安を抱えた私と妹さんは、お城に入って言ったのでした。




 「それではまずこの部屋を掃除してください。頼みましたよ」

 「はい! 分かりました!!
  一緒に頑張りましょうね千夏さん!!」

 「ちょ、てめえ! 言われた事も出来てないじゃないか!!」

 あんたは3歩あるくと物を忘れるニワトリか。



 9月6日 水曜日 「探索開始」


 「ちくしょう! なんですかこの城は!! まったく掃除が終わらないじゃないですか!!」

 そうなんです。私が思わず愚痴ってしまった通り、黒い星の民の城の掃除はまったく終わっていなかったのでした。
 なんだか外から眺めていた時より広いような気がするのは果たして気のせいでしょうか。



 「はあはあはあ…………なんだろうか。もう何もかもどうでも良くて、逃げ出したくなってきちゃった」

 「千夏さん! こんな所で弱音はダメですよ!!
  私たちはメイドとして雇われているんですから、それ相応の働きをしなければ!
  それくらいの覚悟がなければ、社会に出る事など許されないのです!!」

 「なんですか妹さん……。数日前までただの家事手伝いだったくせに。
  そんな真人間みたいな事言っちゃって。普通に腹が立つ。
  というかなんでそんなセリフが吐ける程元気なんだよ」

 「結構掃除の手を抜いてサボってますからね」

 「なるほど。どおりですっごく疲れたように感じたわけだ
  いっそ死んでしまえ」

 はあ……なんだかバカバカしくなってきちゃった。
 そもそも私、この城には黒い星の民を絞めちゃうために来たんですよ。
 別に勤労の喜びを感じるためにメイド服を着ているのでは無いのです。




 「じゃ、そういう事でちょっとこの場は任せます」

 「ちょっと千夏さん!? いったいどこに行くつもりなんですか!?」

 「少しばかりこの城の探索に行こうかと思いまして。
  こういう地道な調査活動がきっと勝利に繋がると思うのですよね。だから、後は任せました」

 「千夏さんが抜けたらいったい誰が掃除するというのですか!?」

 「だからあなたに任せると言ってるじゃないですか!! 何を聞いているんだ!!」

 「嫌ですよ私! 汚い雑巾を素手で触ったりするなんて!!
  ……汚らわしいにも程があるわ!!」

 「さっきあなたが口にしていた働く覚悟はどうしたんですか」

 「そんなのドブに捨てました!!」

 あんたの心の方がよっぽど汚いわ。
 一人暮らしの人間の電子レンジの中より汚いわ。


 9月7日 木曜日 「壁を突き破れ」


 「……どうしよう。すっごく簡単に迷っちゃった」

 黒い星の民を探してお城の中を歩き回った私。
 思った以上に広かった城の内部は、簡単に私を迷わせてしまいましたとさ。
 あーあ。これからどうしようか。
 迷子センターとか無いよね。さすがに。

 「くそう……このままではこの城で遭難して衰弱死してしまう……」

 絶対に嫌な死に方ですねぇ。迷子で衰弱死なんて。人生の恥だわ。
 いや、まあ衰弱死したら人生終わっちゃっているんだけど。




 「だ、だれかー! 誰かいませんかー!?」

 あまり私の存在を気取られたくは無かったのですが……でも今はそんな事を言っている場合じゃありません。
 とにかく、誰かこの城の内部に詳しい者を!!

 「……あなた、そこで何をしているんですか?」

 「ああ! よかった!! 誰か知りませんが助かりました!!」

 どうやら私たちと同じくこの城で働いているメイドさんがひとり、私の事を見つけてくれました。
 ああ助かった。これで遭難なんて最悪の未来を回避できる!!

 「あ、あなた! あの、実は私……」

 「ああ良かった!!」

 「……へ? あの、何が良かったんですか……?」

 「実は私、この城で遭難しかけていたんです!! いやぁ、もう少しで本当に死ぬところでしたよー。
  あはははー」

 「ええええええ!!?? あなたも遭難者なんですか!?」

 「そうなんですよー」

 「…………」

 今のはもしかしてギャグなのでしょうか?
 なんにしてもすっごくむかつくのですが。こんな時に何を言ってやがるんですか。


 「え、えっと、とにかく、あなたも遭難者で、私と同じようにこの城の出口を探しているわけですね?」

 「そうなんですよー」

 「…………ま、まあわかりました。とりあえず、あなたがこの城の道を知っているわけじゃないって事は」

 はぁ……全然状況が良くなってないじゃないですかあ。
 マジでどうしようこれから……。

 「あの、私にいい考えがあるんですけど……聞いてくれませんか?」

 「……さっきまで遭難していたあなたがいい考えですか。信用なら無いにも程があるんですけども」

 「ま、まあとりあえず聞くだけ聞いてくださいよ。
  あのですね、もういっその事壁をぶち壊して進むっていうのはどうでしょうか?
  一直線に突き進んでいけば、迷うことなんて無いと思うんです」

 「……まあ現実的と言えば現実的ですけども、壁を突き破るなんてどうすれば……」

 「私がハンマーを持っていますので、それでどうにか」

 「なんでそんなもの携帯してるの!? それってメイドの基本装備なの!?」

 ……っていうか壁壊していいのかな? なんか、弁償とか要求されたりしないの?




 9月8日 金曜日 「ヨイショ」


 「うおらぁあああ!!」

 「そう! その調子!!
  その調子でどんどん壁壊しちゃって!!」

 「のわりゃあああ!!」

 「いいね! 今の一撃! すごく腰が入ってたよ!!
  惚れ惚れしちゃう!!」

 「はあ、はあ、はあ…………」

 「やっぱり音が違うね。素人とは。
  こう、ズドンって感じの音が鳴るもん。身が詰まってるって感じ?
  ハンマーの使い方に、身が詰まってる」

 「……」

 「いよ! 大統領!!
  あっ、ここは大棟梁って呼んだ方がいいかな? ハンマー使いとしては」

 「……あの、ちょっと良いですか?」

 「ん? なんですか千夏さんとやら」

 「子供の私にばっかりハンマーで壁壊させてないで、あなたも手伝ってくださいよ!!
  妙な煽りなどいらんわ!! 手を動かせ!!」

 「でも少しは嬉しかったでしょう? 私の煽り」

 「少しはな!!」

 まったくなんなんですかこのメイドは。
 さすが職場である城で遭難するだけの事はありますね。
 ……ってそれは私もですけど。




 「実はですねえ……私にはハンマーが持てない理由があるのです」

 「ハンマーを携帯していた奴が言うセリフかねそれが。
  なんで持てないんですか。アレルギー?」

 「実は私……ドジっ娘メイドなんです」

 「知らんがな」

 「そういう業を背負ってしまっているものですから、何か鈍器を持たされてしまうと人身事故に繋がってしまうんです。
  鈍器を持った私の歩いてきた道には、物言わぬ人が数多く倒れ……」

 「それはドジっ娘とは言わない! ただの猟奇殺人者じゃん!!」

 「とにかくだからハンマーは持ちません!! あなたが頑張ってください!!」

 ……すっごい理由で押し切られてしまいましたね。
 ちくしょうめ。なんで私がこんな肉体労働を……。




 「はあ……いくつか部屋をぶち破って進んできたはずなのに、まったく出口に近づいているという気がしませんね。
  それどころか他の人にも会わないし。



 「ねえ、名も知らぬメイドさん」

 「なんですか頑張り屋さんの千夏さん」

 「もうそのヨイショはいらないっての。
  ……っていうかあなたは何で私の名前知ってんの? 前にどこかでお会いしましたっけ?」

 「な、なんの事やらー!! なんの事やらー!!」

 「……」

 あまり触れて欲しくない所らしいですね。まあ今は気にしている場合じゃないので放っておきます。

 「あのですね、なぜだかまったく人に会わないのですけど……どうなってるんですかこのお城。
  出口に近づいている気配もないですし」

 「ああ、それはですね、このお城はものすごく広い空間を圧縮して作られた場所だからなのですよ」

 「すごく広い空間を……?」

 「ええ。外見を見ただけでは分かりませんですけども、このお城の広さは木星一個分のスペースが広がっていくのです」

 「木星一個分もすごくでかいですね!?」

 「つまりそれが本来の冥王星の大きさだったのです。
  この城の主が空間を圧縮して、今の冥王星にしたのです」

 「なるほど……って、それはつまり冥王星が惑星から降格されたのって黒い星の民のせいなんですか!?」

 「まあ基本的には」

 知らず知らずのうちに科学の歴史に関わってやがったのですか……。




 9月9日 土曜日 「お風呂で一息」


 「どりゃあああ!!!!」

 遭難状態から抜け出すために、飽きもせずに壁を壊し続ける私と名も知らぬメイドさん。
 いや、本当はハンマーを振るっているのは私だけですが。
 …………とにかく、メイドの業務とは似ても似つかない事ばかりやっている私たち。
 しかしそんな努力もまったく身を結んでくれず、一向に出口に到着する気配が感じられないのでした。


 「はあ、はあ、はあ…………マジでもう無理。もうダメ。限界です」

 「もう! そんな調子じゃいつまでも出られないじゃないですか!!
  もう少し頑張ってください!!」

 「てめえこのヤロ……自分はまったく動いて無い癖に勝手な事を……」

 「私はちゃんと千夏さんの後ろで応援してました!!」

 「それで私と同等に働いたつもりか!?」

 絶対に認めないぞそんなの。




 「とにかくもうダメ! もう動けないよ!!」

 「うーん……じゃあ仕方ないですねえ。
  ちょうど今千夏さんがぶち破った壁の向こうにお風呂場がありましたので、そこで一休みにしましょう」

 「おお……さすがお城。
  大浴場が普通に備わっているのですか」

 「ええ。ここは112番大浴場です」

 さすが木星レベルの広さを持つお城。
 このレベルの大浴場があと112個は確実に存在しているのですか。
 ……っていうか今気付いたわけじゃないけど、そんな広さの所で遭難したらもう助からないでしょうに。本当にどうしようか。







 「はぁ……いいお風呂ですねぇ」

 「ええ、本当に。遭難中ですけど」

 「やっぱり遭難中のお風呂は天下一品ですねぇ」

 「遭難中にお風呂に入った経験があまりないものですからその言葉はあまり共感できませんけども」

 つうか遭難していながら風呂に入れる状況ってなんなんでしょうかね。

 「ねぇ名も知らぬメイドさん……」

 「なんですか? もしかして背中でも流して欲しいとか?
  嫌ですよ私。別に雇い主でもない人間の背中を流すのなんて。金にもなりゃしねえ」

 「ちげえよ。何勝手に勘違いしてそしてシビアな仕事観の話をしているのですか。
  あのですねぇ……メイドさんは、このお城の主を見た事はありますか?
  つまり、黒い星の民を」

 「ええ。ありますよ」

 「本当に!? えっと、どういう人でした!?」

 「AB型でした」

 「すげえな。見ただけなのに血液型がわかるのか。どんな血液検査薬だ」

 「良い人でしたよ。お金いっぱいくれましたし」

 「いや、私が聞きたいのはそういう事では無くてですねぇ……」

 「でもどうしてそんな事を聞くんですか? 何かご主人さまにあるんですか?」

 「いや、その、別にそういうわけじゃ……」

 「……怪しいですね千夏さん」

 「うえ!? そ、そうですかね!?」

 「特にそのアンテナが怪しいです」

 「身体的特徴はほっとけ。せめて挙動が怪しいとかで判断してくれ」

 「それになぜか普段人が立ち入らない区画に迷い込んでいましたし……」

 「うっ。そこは普通に鋭い」

 「あなたもしかしてご主人様のこと……」

 「う、うわー! 違います!! 別に寝首をかこうとは思っていない……っ!!」

 「玉の輿を狙っているんですね!?」

 「えー!? あー!! まあ、そうです!! そう勘違いしちゃってください!!」

 「私もです!!」

 そうですか。なんの興味もねえよ。









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